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— Message from the Founder

自分の内側に「問い」を積み続けられるか。
すべての出発点は、ここだと思っています。

当サイトにお越しいただきありがとうございます。代表の橋本拓海(Hassy)です。Sociusというブランドを、なぜ作り、何に向かっているのか。少し長くなりますが、ご一読いただけたら嬉しいです。

橋本 拓海(Hassy)
— Chapter 01

「自分」を持っているか、という一つの問い

事業の判断、人との関わり、自社の成長の仕方。私はそのすべてを、一つの問いから派生させています。その人は、その組織は、その事業は、「自分」を持っているか。

ここでいう「自分」とは、内面から湧き出る動機や問い、在り方の総体のことです。外部の物質や、他者からの承認、優越感によって自分の輪郭を埋めている状態は、私たちの言葉では「自分」を持っているとは言いません。

この問いは厳しいものです。なぜなら、まず自分自身に対して最初に向けなければならない問いだからです。私はこの問いを、毎朝のジャーナリングを通じて、自分の中に置き続けています。

— Chapter 02

19歳で、戻れない場所に身を置きました

事業を始めた直接のきっかけは、日本体育大学のボディビル部での経験でした。身近で見ていた優秀な選手たちが、本来集中すべきトレーニングや競技から離されて、案件管理や事務手続きといったマネジメント業務にリソースを奪われていく。当然パフォーマンスは下がっていく。私は強烈な違和感を覚えました。「これは構造の問題だ」と。

スポーツマネジメントと経営学を一通り学んだあと、机上の知識を実践に移すために、19歳で開業届を出しました。屋号は Imperator(指揮官・皇帝)。古代ローマの礎を築いたカエサルやオクタヴィアヌスのように、最前線で戦う者たちのための「最強のインフラ」を整備する存在でありたい、という指針からの命名です。

でも今振り返ると、開業届を出したあの行動は、私に一つの真実も教えてくれました。挑戦の本当の価値は、成功することではなく、自分の無能と空白に正面から向き合わざるを得なくなることにある、ということです。動いてみて、初めて気づくのです。自分が何も持っていないこと。自分の中が空っぽだったこと。

挑戦は、自分を成功させるための装置ではなく、自分の空白を直視するための装置だったのです。この経験が、Sociusというブランドの根の部分にあります。だから私たちは、表面的な実績や肩書きではなく、その人が自分の空白とどう向き合っているかを見ようとします。

— Chapter 03

死後まで意味を残す射程で、考えたい

Sociusのすべての事業は、自分が死んだ後にも意味が残ることを目指して設計しています。自分の生きている間の承認や金銭で完結する目標は、私たちの言葉では「挑戦」と呼びません。それは多くの場合、自分の貧しさを物質や承認で埋める行為に終わるからです。

生涯射程で物事を見るとは、短期の収益を諦めることではありません。短期の収益も大事です。ただし、それを「何のために積み上げるのか」という問いを手放さないこと。両方を持ち続けることが、私が目指す経営の難しさであり、面白さです。

— Chapter 04

人たらしを、属人芸で終わらせない

これは、私が自分自身に課している最大の宿題です。

人と人を結ぶ手触り——いわゆる「人たらし」と呼ばれるもの——は、長く属人的なスキルとされてきました。創業者のカリスマに依存する組織は、その創業者がいなくなった瞬間に瓦解する。私はこれを、過去の生徒会長としての経験から、痛みとともに知っています。

だから当社の生涯目標は、「人たらしを、再現できる仕組みに翻訳すること」と定義しました。私の判断軸を、後継者や、もしかしたらAIまでも含めて、組織として継承できる形に解きほぐしていく。これが、Sociusという会社の本当の挑戦です。

共同創業者であるMiyuuuと二人で日々進めている「合議」も、その仕組み化の第一歩です。一人の見立てでは精度が出ない領域を、二人組で補完する。そして、その補完の仕方そのものを言語化していく。地味ですが、ここに本気を込めています。

— Chapter 05

選別ではなく、深い対話を選ぶということ

当社の判断軸は、人を測るためのものではありません。誰と深く対話するかを選ぶためのものです。

社会的な敬意は、すべての人に等しく払います。一方で、深く関わる対象は意図的に選びます。これは見下しではなく、私たちが提供できるリソースに限りがあるからこそ、最も力を込められる相手に集中させたいという選択です。

不特定多数からの問い合わせの「量」より、共鳴する方々との対話の「質」。そう決めて、サイトもこのように静かに作りました。共鳴する方とは、長く深い時間をご一緒したいと思っています。

— Chapter 06

完成を、拒み続けたい

最後にもう一つ。私たちは、Socius自身もまた「完成を拒む存在」でありたいと考えています。

「自分は完成した」と思った瞬間、人も組織も成長を止めます。だから当社の事業の中には、Socius AI Creative Studioのように、私たち自身が新しい技術と表現に挑戦し続けるための装置を組み込みました。副産物として顧客に価値を還元できれば嬉しいですし、それ以上に、当社が止まらないための仕組みとして大切にしています。

派手なロゴや誇らしい数字ではなく、毎日積み重ねた問い・対話・実装の蓄積で評価される会社でありたい。

この一文を、入社する仲間にも、関わってくださるお客様にも、家族にも、何度でも繰り返したいと思っています。

長文をお読みいただきありがとうございました。もしこの中の一節でも、ご自身の問いと重なるものがあったなら、いつでもご連絡ください。きっと良い対話ができると思います。

Hassy

Founder & CEO

橋本 拓海